本日は「教員展」紹介3回目、最後となる今回は「デザイン」教員作品をご紹介します。是非、最後までご覧いただけますと幸いです。
■林先生
林先生は漆工芸やクラフトデザインという、工芸品デザインの分野の中でも手加工の度合いの強い分野を担当しています。
■桜田先生
〈春の風〉
この作品は今の季節にピッタリですね。
桜田先生は鋳金・立体造形を担当しています。鋳金とは金属工芸の技術の一種で、溶けた金属を型へ流し込み、冷やして固まったものの表面を研磨するなどして仕上げます。
渦のような曲線的な模様が全体に広がっています。
その他にも〈飛翔〉、〈豪雨の爪痕〉の2作品も出展しております。下の画像は〈飛翔〉です。
〈豪雨の爪痕〉は3/23(火)〜3/28(日)開催「第32回広島日展会展」出品のため一時展示しておりませんでいたが、現在戻ってきましたので当館でご覧いただけます。豪雨の被害を受けた尾道にある当館で観るからこそ、より意義のある作品だと感じます。
タイミングが合わず観られなかった方も、是非ご覧ください。
黒田先生は映像領域の先生ですが、今回はいつもと異なるアプローチで作品を展開しています。
近寄ってみると不思議な画面の質感です。画像だと伝わらないのが残念です、、
写真というより絵画を観た感覚に近いですがどのように撮影し、印刷したのかとても気になります。また、モノトーンになっていることで視覚情報が通常の海を見た時より少なくなり、波の表情などが際立っている印象です。
他に、タイトルも吹奏楽でよく聞くEnsemble、Quartetなどが使われていますが、どんな理由でつけたのかも気になります。
黒田先生は本日4月24日(土)17時から開催する座談会「新しい日常と表現」にゲストスピーカーとして参加予定です。
■野崎先生
〈Monsters in the Attic/Rodney〉
野崎先生はイラストレーション領域の先生です。
デザインの中でもイラストレーションを主軸とした作品制作を教えてくださいます。
初めて見たときから可愛くて夢中になった子です。みんな素敵ですが、どんな感情か掴めない「ロドニー」がお気に入りです。扉を開けるとなんだかとんでもないイタズラをしそうです。
標本のようになっていて、下の文章部分の訳もございますのでこちらもぜひご覧ください。
また、野崎先生も座談会にゲストスピーカーとして参加予定です。実際にお話を聞ける機会となります。皆さまのご参加お待ちしております🙇♂️
15名定員の予約制ですが、枠はまだございますので是非お越しください。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
「尾道市立大学美術学科教員展 新しい日常−New Normal−」は5月9日(日)まで開催しております。まだまだ感染症の影響で難しいところではございますが、ぜひ実際に作品をご覧いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2021年 3月6日(土)〜 5月9日(日)
開館時間 10:00 - 18:00
【会期中イベント】
・座談会「新しい日常と表現」 4月24日(土)17:00〜 当館展示室にて
出展作家数名が「新しい日常と表現」について座談会形式で話し合います。
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