In Focus 4 6月30日(日)


 現在開催中のIn Focus も、今回で4回目となりました。
 毎回、尾道市立大学を卒業・修了した若手作家の創作活動に焦点をあて、紹介しています。

 本展では、入江万理子・大槻悠希・馳平容子の、表現媒体も方法も世界観も、全く異なる3人の作
 品群が並びます。

 今日は、入江万理子の作品「DReaM①」を紹介してみたいと思います。(↓写真は作品部分)

 




 
 鮮やかなブルーの絨毯に、はっとするようなピンクのベッド、下地からちらりとのぞくイエロー。
 
 それらをふわりと包むようにレースのカーテンが掛かっている。
 
 そして、そのどれもが花柄。

 花柄に花柄が重なり合い、時には下地からもうっすら透けて見える。
 
 きらびやかに彩られたこのベッドに、足を踏み入れることは許されないような気がして、
 
 憧れるような気持ちで立ち尽くす。
 
 この世のものとは思えないうつくしい女性が、このベッドに横たわる姿を想像してみる。
 
 そして、彼女がすやすやと微かな寝息をたてながら見る夢に、思いを馳せる。
 
 彼女の夢の中も、きっとこの絵のような、優雅でうっとりする世界なんだろう。

 そんな想像をして、「その女性はきっと、透き通るような白い肌に、甘い香りがするはずだ。」

 と、ひとり勝手に納得しました。


 あなたもどうぞ、この絵の前に立ち尽くしてみてください。




 
In focus 4 ー卒業生の現在ー

2013年 6月 22日(土)〜 7月 15日(月・祝)

開館時間 10:00 - 18:00 

入館料  無料 
休館日  火・水曜日(祝日開館)


 
 

 
 
 

In Focus 4 アーティストトーク

展覧会初日は、久しぶりの快晴でした。
そしてこの日のイベントは、アーティストトーク。作品展示をしている3名の作家、入江さん・大槻さん・馳平さんを囲んでそれぞれの制作についてのお話を聞きました。司会進行役は当館学芸員のヤジマです!


大学院を修了して今現在も制作、発表を続けている先輩方に尊敬のまなざしを送ってしまいます。御三方がほんわかとした雰囲気でありながら、コツコツと自分のスタイルを築きあげる力強さを感じます。

 大槻さんは尾道の山手で工房を構え、作品づくりと販売をしています。その陶房CONELの店舗は彼女の作品のようにひと作業ひと作業、感覚を頼りに作り出された場所。その場所が美術館の一角にも再現されています。遊び心、感覚に素直に生きている印象を受けました。



馳平さんは「97%が山」な京都の山奥で育たれたそうです。彼女の描く風景への眼差しは、そんな緑豊かなご実家で培われたのでしょう。毎日作品と向き合い、時間をかけて絵を育てるように描いている作家さんだと思いました。
 入江さんははるばる宮崎からいらっしゃいました。公募展への出品するもなかなか結果が出ず、それでも悶々と制作を継続していると、海外へ留学する機会を得たり、某テレビ番組のスタジオアートを依頼されたりと入江さん曰く「ごほうび」が降ってくるという経験をされたそうです。
 


今インフォーカスで展示されている作品群を観て、会場に置いてある卒業・修了制作の図録を見返してみると、学生時代から作品テーマが一貫していることに気づかされます。本当に好きなもの・ことを徹底的に探っていき、卒業してから現在までの過程が好きなもののバリエーションをより広げているのだなと思いました。
今後の更なるご活躍を楽しみにしています!
(当館スタッフ 椙山)

「In focus 4」 開催


本日より開催しております!


In focus 4 ー卒業生の現在ー

2013年 6月 22日(土)〜 7月 15日(月・祝)

開館時間 10:00 - 18:00 
入館料  無料 
休館日  火・水曜日(祝日開館)





当大学院修了生で、作家活動を精力的に継続する3名による展覧会です。
今回は、入江万理子(油画研究分野)・大槻悠希(デザイン研究分野)・馳平容子(日本画研究分野)をご紹介します。

なお、本日(6月22日<土>)は3名の作家によるアーティストトークが、14時 からございます。


■出品作家によるワークショップ  

7月7日(日) 11時〜15時30分(時間内随時参加可能)

 『陶器のお皿を作ろう』
  講師:大槻悠希 参加費:お一人2500円(材料費・焼成費込み/送料別) 
      定員:10名程度 <要予約> 持ち物:エプロン・手拭い(汚れて良いもの)

<次回展覧会のお知らせ>



当館は只今、展示移行期間のため、休館しております。
次回の展覧会のお知らせです。


In focus 4 ー卒業生の現在ー

2013年 6月 22日(土)〜 7月 15日(月・祝)

開館時間 10:00 - 18:00 
入館料  無料 
休館日  火・水曜日(祝日開館)




当大学院修了生で、作家活動を精力的に継続する3名による展覧会です。
今回は、入江万理子(油画研究分野)・大槻悠希(デザイン研究分野)・馳平容子(日本画研究分野)をご紹介します。

■出品作家によるアーティストトーク  6月22日(土) 14時 〜15時30分(予定)


■出品作家によるワークショップ  7月7日(日) 11時〜15時30分(予定)

 『陶器のお皿を作ろう』
  講師:大槻悠希 参加費:お一人2500円(材料費・焼成費込み/送料別) 
      定員:10名程度 <要予約> 持ち物:エプロン・手拭い(汚れて良いもの)

美術館で「はち・あわせ」

6月2日(日)「はちあわせ」メンバーが集まってきました。ソファーの前ではちあわせ。


外はしとしと小雨の降る午後、進級制作展のギャラリートークがはじまりました。トップバッターはデザイン研究分野の水井くんです。ロビーで上映中のプロモーションビデオも要チェック。



          

大部屋に進み、油画研究分野の作品に続きます。奥野さんの想像の世界に浸る時間。この鏡に描いた家族肖像は動物を掛け合わせてあるそうです。




今日の司会の掲野さん。笑顔でトークを進行します。


奥の小部屋に展示している岸本さん。作品に人柄がにじみ出てますね。


ギャラリートークおつかれさまでした。展覧会は6月9日(日)までです。
土曜・日曜日は、学生が在館しております。皆さまのご来館をお待ちしております。