「進級制作展ーつぼみ burĝonoー」ギャラリートークを開催しました

5月26日(日)14時より「進級制作展 −つぼみ burĝono−」ギャラリートークを開催しました。
ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
作者本人の言葉で、制作や展示作品について話を聞くことができるギャラリートークは、相互にとって大切な機会です。




日本画の模写では、本物の現状の状態に近づくために、紙のひび割れや経年した絵の具の色を再現するための、科学実験のような研究資料の数々を知ることができました。






自主制作の作品では、日本画・油画・デザインと分かれているコースによって考えることが違っていることはなく、大学という環境で過ごす中で、同級生や教員から掛けられた言葉に反応しながら、制作や作品に取り入れたり。
幼少期の頃の経験を今にも引き継ぎながら「自分」であったり「根っこにある好きなこと」を探ってみたり。
描く対象にどこまで寄り添えるか、出会った物事のどんなところに惹かれているかを浮かび上がらせること。
作品を展示する時に、自分の思うことや伝えたいことを、どうすれば表すことができるか。

共通するような部分もありながら、16名16通りの考えや想いを聞くことで、作品への興味と理解が更に深まりました。学部の頃からの制作を、一度卒業制作として発表した節目を経た後で、さらに先へと進むために過ごした一年間を知ることができたように思います。

本展では、受付で各作品について触れられた作家コメントをお渡ししております。ギャラリートークにご参加いただけなかった方も、それぞれの作品の前で作家コメントを読むことができます。
そして、会期中には不定期となりますが油画コースの櫻庭健さんが公開制作を行います。本日(5/27)も制作中です。



また、商店街の中にあります「尾道市立大学サテライトスタジオ」でも同時開催しております。サテライトスタジオでは小品と下図やクロッキーなどの素描作品をご覧いただけます。
両会場にて、皆さまのお越しをお待ちしております。




「尾道市立大学大学院美術研究科
   進級制作展 ーつぼみ burĝonoー 」  

2019年 5月25日(土)〜 6月23日(日)

開館時間 10:00〜18:00
入館無料
休館日 水・木曜日


大学院で専門的に制作活動を行っている、日本画・油画・デザインの3領域の大学院2年生が、院1年時の制作を発表します。蕾は多くの可能性をひめているものの象徴であり、そこに現在の私たちを重ねました。大学院で日々自身の目標の開花を目指し制作している私たちの作品を展示します。

【会期中イベント】
「P.eroding」櫻庭健 公開制作
不定期開催
会場:MOU尾道市立大学美術館










MOU尾道市立大学美術館より、卒業生・修了生の方々へお知らせ

尾道市立大学美術館運営委員会は、令和2年度(2020年度)教育・研究プロジェクト
企画展において、卒業生・修了生から企画展の募集をします。
展覧会内容は、個展・グループ展、平面・立体・写真・映像・インスタレーションなど表現方法も問わず受け付けます。

開催期間は1企画につき2~3週間の予定です。

尾道市立大学ホームページの大学美術館・自主企画展募集項目

http://www.onomichi-u.ac.jp/center/art_museum/recruitment.html?node_id=1095)を参考のうえ、エントリーをして下さい。
エントリー締切日は、令和元年(2019年)8月末日です。 
不明な点があれば当館までご連絡下さい。

皆さんの応募をお待ちしています。

【お問い合わせ先】

MOU尾道市立大学美術館
722-0045  広島県尾道市久保3-4-11
電話  0848-20-7831
E-mail oum-s@bbbn.jp



【過去開催された、自主企画展例】


2017年6〜7月開催 /展覧会「フカンクウカン」



<2018年12〜2019年1月開催 /展覧会「第4回 揺籃展」>



<2018年12〜2019年1月開催 /展覧会「第4回 揺籃展」(サテライト会場)>