教員展「What's Up?/ 最近どう?」開催しました!

 当館では3月11日より、尾道市立大学美術学科教員展「 What's Up?/ 最近どう?」を開催しています。本企画は2009年にスタートし、ほぼ隔年で開催され今回で7回目となります。

 今回は13名の教員が出品し、絵画から立体、工芸、インスタレーション、映像まで様々な形式の作品をご覧いただけます。今回は各展示室の展示風景を少しご紹介いたします。




 どの展示室もゆったりとご覧いただける展示空間になっています。普段は教員として接している先生方が、作家として今何を見つめて制作しているのか…2年ぶりとなる今回の展示でそれぞれの制作における継続と変化の現在形をご覧いただけます。
 
 最近は、コロナ禍当初と比べると比較的対面、外出はしやすくなり、離れている人と会える機会も増えてきました。今回のタイトルはそんな現状の状況で飛び交う言葉ではないでしょうか。お久しぶりの本展を「What's Up?/ 最近どう?」と、気軽に美術館でご覧いただけますと幸いです。

会期中には関連したギャラリートークも予定しております。日程は4月8日(土)14:00〜行います。予約制となりますので、ネット予約、もしくはお電話 にてお問い合わせください。

・ネット予約:https://forms.office.com/Pages/DesignPageV2.aspx?subpage=design&token=ea76024532474f58a5026a66c0d858d3&id=uIGAswxf90CqCNA8cbJ3tLyJqZgSCMRPmPF8lXKb4dxURFA3STIwN1dIWU1aSFpNSDQ5NDlLS1pJSy4u

電話:0848-20-7831

【開催中】

尾道市立大学 美術学科教員展「What's Up?/ 最近どう?」  

2023年 3月11日(土)〜 4月23日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日
入館無料

大学美術学科教員の制作・研究を紹介する展覧会です。


【次回】

尾道市立大学 大学院美術研究科「進級制作展

2023年 5月3日(水・祝)〜 6月4日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日(祝日開館)
入館無料

大学院で専門的に制作活動を行なっている、油画・デザインの2領域の大学院2年生が、院1年次の制作を発表。


「第17回修了制作展」を開催中です!

  こんにちは。

 現在、当館では「第17回 大学院美術研究科修了制作展」を2月3日(金)〜2月12日(日)まで開催中です。修了生8名による修了制作作品などをご覧いただけます。

 修了制作展では日本画2名、油画5名、デザイン1名が出品しており、合計23点の作品をご覧いただけます。ひとつひとつの作品が密度の高いものばかりで、見応えのある展示になっています。今回はスタッフTが展覧会についてご紹介します。 

 日本画コースは卒業・修了制作で150号の作品を描きます。修了生2名の作品が壁面いっぱいに並べて展示されているのは見どころです。後期のカリキュラムを通して制作され、大学生活の集大成とも言える作品です。

 他にも修了制作に至るまでに大学院在学中に制作された作品も何点か展示されています。修了生2名とも風景を主題として描いた作品が多く、それぞれがどのように景色を見て何に魅力を感じてどのようなことを考えているのか、異なる視線を辿りながら鑑賞してみてください。

 油画コースは平面作品にとどまらず、様々な素材・表現技法を用いて制作した作品がご覧いただけます。



 
刺繍糸を垂らしたり、ちいさなアクリル板に立体的に小作品が展示されていたり…
この立体的な展示装置はゆっくりと回転していて、鑑賞していると次々に絵が流れるように回っていきます。作者の記憶や体験のかけらを立体的に展示することで記憶の中の奥行きのようなものを感じます。

 第2展示室には何やら大きな肉のような塊の作品も…一体これは何なのか。隣には平面作品、壁面には角に沿って立体物が配置されています。何かは分からなくともこの空間において異様な存在感を放つ作品たちに惹き込まれます。

 第3展示室の映像作品も油画コースの生徒による作品です。残像が重なり合って生み出された形は、なにか違う生き物のようにも見えてきます。


 デザインコースは本の装丁作品です。表紙のデザインだけでなく本の形も作品のイメージに合った作り込みがなされています。より本の内容の想像を掻き立てられます。

 尾道市立美術館では学部4年生の「卒業制作展」、当館では修士2年生の「修了制作展」をご覧いただけます。会期中無休ですので、ぜひお越しください。
 また、当館では2月12日(日)13:30〜修了生によるギャリートークを行います。
予約制となりますので、メール(mou-s@onomichi-u.ac.jp)、もしくはお電話(0848-20-7831)にてお問い合わせください。まだ枠はございますので、皆様のご参加お待ちしております。



【開催中】

尾道市立大学 美術学科「第17回 修了制作展」  

2023年 2月3日(金)〜 2月12日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
会期中無休
入館無料

大学での研究成果を発表。当館では修了制作をご覧いただけます。


【次回】

尾道市立大学 美術学科 デザインコース3年

「第20回 地域プレゼンテーション課題2023発表会」

 

2023年 2月18日(土)〜 2月22日(水)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00(最終日22日16時まで)
会期中無休
入館無料

本学デザインコース3年生が、尾道や自分が住んでいる地域をテーマに、デザインの視点から問題解決を試み、新たに企画・制作した作品展示とプレゼンテーションを行います。





学部油画3年進級制作展 / 学生・ラジオゲスト出演

 現在開催中の本学油画コース3年次進級制作展「集合住宅」で出品中の藤原くんが、明日14:10よりエフエム尾道さんでゲスト出演することになりました。

この機会にぜひ皆さまご視聴ください!


【ラジオ/ゲスト出演情報】

日時:1/17(火)14:10〜

番組:潮風スタジオ 79.4

学生:藤原くん(1名)


また、122日(日)には、一部出品者が参加するギャラリートークを開催します。大学生活のエピソードや、アーティストトークを通して、交流する機会となります。ぜひこの機会に、尾道市立大学美術館にお越しください。


■尾道市立大学油画コース3年次進級制作展「集合住宅」

・会期/2023年(令和5年)1月14日(土)~1月29日(日)

・会場/MOU尾道市立大学美術館 

・開館時間/10:00〜18:00  入館無料   休館日/水曜日・木曜日

・ギャラリートーク/1月22日(日)


下記リンクからでも予約可能となりました。他、メール(mou-s@onomichi-u.ac.jp)やお電話(0848-20-7831)でも受け付けております。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

↓ギャラリートークの予約はこちらから!


【開催中】

尾道市立大学 美術学科油画コース3年次 進級制作展「集合住宅」  

2023年 1月14日(土)〜 1月29日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日
入館無料

本学油画コース学部3年生による進級制作展です。これまで学内発表のみでしたが、今回実験的な試みとして美術館で制作発表します。


1/14(土)学部3年次 進級制作展「集合住宅」開催

  当館にて1/14(土)から1/29(日)の期間、本学油画コース3年次進級制作展「集合住宅」を開催いたします。


今回初めての試みとして、学内展示を行っていた油画コース3年次進級制作の発表を大学美術館で開催することとなりました。






開催に伴い、学生が広報物デザイン、展示プラン検討、外部広報など、初めてのことが多い中で積極的に取り組んでくれました。会期は通常より短いですが、この機会にぜひご覧ください!







会期中、出品学生有志による「ギャラリートーク」を開催いたします。

開催概要は下記の通りです。

予約制で、開催中は感染対策のため開館時間ですが一時閉館します。

何卒ご理解、ご了承賜りますよう、よろしくお願いいたします。

皆様のご参加心よりお待ちしております。


【会期中イベント:ギャラリートーク】

日時:1/22(日)14:00〜15:30

会場:MOU尾道市立大学美術館

定員:32名(一般16名/学生や本学教職員16名)要予約


〈ご予約・お問い合わせ先〉

TEL:0848-20-7831

MAIL:mou-s@onomichi-u.ac.jp


〈ご留意事項〉

イベント開催中(14:00〜15:30)は「入館不可」となります。

・新型コロナウイルス感染拡大の状況により、開催内容が変更になる可能性がございます。



【近日開催】

尾道市立大学 美術学科油画コース3年次 進級制作展「集合住宅」  

2023年 1月14日(土)〜 1月29日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日
入館無料

本学油画コース学部3年生による進級制作展です。これまで学内発表のみでしたが、今回実験的な試みとして美術館で制作発表します。


【次回】

尾道市立大学 美術学科「第17回 修了制作展」  

2023年 2月3日(金)〜 2月12日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
会期中無休
入館無料

大学での研究成果を発表。当館では修了制作をご覧いただけます。







「鈴木恵麻展」アーティストトーク動画を公開しました!

 2021年10月に開催した「鈴木恵麻展」アーティストトークの様子を、当館YouTubeチャンネルにて公開しました。

本展覧会は、2021年10月30日(土)〜12月12日(日)に開催していた尾道市立大学美術学科、日本画コースの准教授である鈴木恵麻(すずき えま)先生の個展です。鈴木先生は「第73回春の院展」でその会の最高賞である春季展賞を受賞された経験もある注目の作家です。

本展覧会では院展出品作品だけでなく、新作の日本画や半立体作品も展示していました。ギャラリートークでは、自身の作品モチーフについてや日本画を志したきっかけ等についてお話しいただきました。

質疑応答も多くの質問があがり、作品の制作方法や思い入れのある作品についてなど、丁寧に詳しくお答えくださいました。作品がどのようにして描かれているのか、どのような思いが込められているのかを知れる充実した内容となっています。ぜひご視聴ください!




【現在開催中】

符と思う|eASY mECHANISM  

2022年11月12日(土)〜 12月25日(日)
会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日(祝日開館)

入館無料

本大学美術学科油画コース教員・稲川豊による個展です。


【次回】

「美術学科油画コース3年次 進級制作展」  


2023年 1月14日(土)〜 1月29日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日

入場無料

本学油画コース学部3年生による進級制作展です。これまで学内発表のみでしたが、今回実験的な試みとして美術館で制作発表します。

「はじまりのかたち −素描− 」座談会の動画を公開しました!

 2022年4月に開催した「はじまりのかたち −素描− 」座談会の様子を、当館YouTubeチャンネルにて公開しました。

「はじまりのかたち −素描− 」は絵画やデザインをはじめとする様々な領域で制作・研究を行なっている本学学生・卒業生・教員の多彩な形式の素描を展示していました。

座談会では本学教員の中村先生(日本画)、野崎先生(デザイン)、小野先生(油画)に加え、出品者で大学院2年生の近藤さん、村松さん、津島さんをゲストにお招きし、テーマごとにトークしていただきました。

作家にとって表現のはじまりともいえる素描にどのように向き合っているのか、日常的におこなっていることや素描の目的、影響を受けた素描的試みなどお話しいただきました。ぜひご視聴ください!











【現在開催中】

符と思う|eASY mECHANISM  

2022年11月12日(土)〜 12月25日(日)
会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日(祝日開館)

入館無料

本大学美術学科油画コース教員・稲川豊による個展です。


【次回】

「美術学科油画コース3年次 進級制作展」  


2023年 1月14日(土)〜 1月29日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日

入場無料

本学油画コース学部3年生による進級制作展です。これまで学内発表のみでしたが、今回実験的な試みとして美術館で制作発表します。

アーティストトークを開催しました!

現在展示中の稲川豊個展「符と思う|eASY mECHANISM」のアーティストトークを開催初日に行いました。

モデレーターに広島市現代美術館キュレーターの角奈緒子さんをお招きし、稲川先生と対談形式でトークしていただきました。今回は撮影しなかったため、その時の様子をブログにてお伝えいたします!



トークするお二人も含め来館者全員が床に座り、リラックスした雰囲気のなか1時間半のトークが始まりました。

角さんによる司会のもと、あらかじめ用意されたトークテーマなどは無く、お二人で今回の展示内容、稲川先生の作品や作者自身についてのお話をしてくださいました。



角さんは以前から親交のある稲川先生の今回の展示に関して、いつもより整理された印象を受けたといいます。展示室をまたいで似通った要素があったり、会場全体の作品同士のつながりが感じられたとのことでした。

また、稲川作品について、色々な要素(絵画・映像・立体)が作品単体としてもあり、複合的にレイヤーのように重なって全体が一つの作品としても表現されていて、作品そのものと会場全体のスケール感を行き来して鑑賞し、鑑賞者を無限ループに陥れるような感覚があるといったようなお話がありました。

これに対し稲川先生は、作家自身の頭の中も常に思考がぐるぐるとループしていて、それを一つの作品に落とし込もうとすると違和感が生じる。そのため、近年はキャンパス1枚のなかで1から完成まで向かう直線的な制作ではなく、立体や映像など色々な形式・要素の作品を点在的に制作することで、自身の頭の中にあるイメージに近づけているとおっしゃっていました。






稲川作品には制作における要素のなかに「言葉・言語」もあります。英語と日本語が入り混じった、意味の通っているようで通っていないような詩的な文章が印象的です。これらの制作方法について、英文を日本語に翻訳する際に、翻訳ツールなどを使って直訳された場合、おかしな文章ができあがるのを、さらに日本語から英語に翻訳して・・・といった行為を繰り返して制作しているとのことでした。言語や文化の壁(あちら側とこちら側)を行き来することで生まれた文章には、ある種のパラレルワールドのようなものが感じ取れます。




この直訳すると違和感が生じる感覚は、稲川先生のこれまでの絵画制作で、デジタルから絵画に描きおこす際にも、似たような感覚があったというお話もされていました。直訳しておかしな文章にならないように本質的な意味を示すには、意訳する必要があるように、制作表現においても絵画だけでなく様々な要素を通して表現することで、より本質的な部分を体現するのが現在の制作スタイルに繋がっているようです。

この絵画表現における意訳という話を聞いて、稲川先生の制作に対しての理解がより深まったように思います。過去の平面作品をトリミングしたり加筆したりしている作品も、表現したいことの本質に近づけるための再制作だったのだと納得しました。




あっという間に時間が過ぎ、質疑応答もいくつか交え1時間半のギャラリートークが終了しました。作家のみで作品を解説するのではなく、司会と対話する形でトークいただけたことで、鑑賞者として気になる点や掘り下げて聞きたいところを知ることができ、非常に充実した内容になりました。お話いただいた稲川先生、角さん、ご来館いただいた皆さまも誠にありがとうございました。

稲川豊個展「符と思う|eASY mECHANISM」は12月25日(日)まで開催中です。まだご来館してない方も、既に展示を見られた方も、ギャラリートークの内容を踏まえて展示をご鑑賞いただけたら嬉しいです。




【現在開催中】

符と思う|eASY mECHANISM  

2022年11月12日(土)〜 12月25日(日)
会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日(祝日開館)

入館無料

本学美術学科油画コース教員・稲川豊による個展です。



【次回】

「美術学科油画コース3年次 進級制作展」  


2023年 1月14日(土)〜 1月29日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日

入場無料

本学油画コース学部3年生による進級制作展です。これまで学内発表のみでしたが、今回実験的な試みとして美術館で制作発表します。