カリキュラム展始まりました!

当館では、7月18日から8月21日まで「CURRICULUM −尾道市立大学美術学科 授業作品展−」を開催中です。

本展覧会では、尾道市立大学美術学科の各学年の教育課程(カリキュラム)の中で制作された作品を展示しています。日本画・油画・デザインのそれぞれの授業での取り組みをご覧いただけます。


各コースの各学年の作品が展示されているとあって、ボリューム満点の展示となっています。平面や立体、映像といった色々な様式での作品が並び、個性豊かな表現に心躍ります。

今回は職員Tがご紹介します。





こちらは組み立て式立体キットの作品。
実際に組み立てれらるように細かくパーツが設計されています。

タイヤの空気入れまでしっかりついています!自分で組み立てて家に飾ってみたいですね。



こちらは1年次の『デッサン基礎実習』と『総合基礎実習』の作品。

尾道市立大学では1年次の前期に日本画・油画・デザインの基礎実習を行います。

伸び伸びと色彩豊かに様々なモチーフが描かれています。




色々なものをかけられる石膏像たち、、、モチーフ選びや配置にも個性が感じられますね。








こちらは油画の『構成実習(コラージュ)』の課題。

作者本人が展示作業もおこなったものもあり、展示方法や壁面のバランスにもこだわりが見えますね。

とても自由に様々なものを使って表現しているのが見ていて面白いです。自分だったらどんな風にアプローチするかな?と考えながら見るのも、楽しみ方のひとつかなと思います。


日本画の作品はモチーフをよく観察し、細やかに描写されています。

日本画は落ち着いた色彩とキラキラした絵具が魅力のひとつ。

どの作品も画材を楽しんでその特性を生かして描いていることが感じられます。




木彫の立体作品。どちらも良く観察されていてフォルムが美しいです。




このカップでコーヒーが飲みたい…


こちらは油画の『オムニバス実習(小野)「アーティストブックを作る」』の課題。

”本”の既存概念に捉われない自由な発想に驚かされます。



宙に浮いているものも…。影もなんだか魅力的です。



いよいよ会期も折り返し地点を過ぎました。

感染症も猛威を振るうなか、暑い日が続いております。

ご無理のない範囲で是非この機会に、意欲溢れる学生の作品をご覧ください。








【現在開催中】

「尾道市立大学大学美術学科 Curriculum −授業作品展−」  


2022年 7月18日(月・祝)〜 8月21日(日)

会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日(祝日開館)

入場無料

1年次から大学院までの、日本画・油画・デザインから成る3コースのカリキュラムで制作された作品を展示。美術学科の教育の全体像をご覧いただけます。


【次回】

「In Focus 13 -卒業生の現在  

2022年9月10日(土)〜 10月23日(日)
会場   MOU尾道市立大学美術館
開館時間 10:00 - 18:00
休館日  水・木曜日

入館無料

本学を卒業・修了し、各分野で活躍している新進作家、時任美佳(日本画)・奥野恵理(油画)・佐野勇(デザイン)の3名を紹介します。