段々と秋も深まり、朝晩の冷え込みによって紅葉が美しく色づいてきましたね。
さて、大学美術館では10月19日(土)から尾道市立大学を卒業・修了後、創作活動を継続している若手作家を紹介する企画「In Focus15-卒業生の現在-」を開催しています。
こちらの企画は2010年より回を重ね、今回で15回目の開催となります。
今回は平林美咲さん(デザイン)、大場真美さん(日本画)、大島愛さん(油画)の3作家の修了後の作品を展示しています。
平林さんは2018年修了後、鈴木成一デザイン室に勤務し、書籍のデザインに携わりながら「紙作室そえがき」名義で個人でグラフィックデザインを行っています。また、日常空間を切り取った写真撮影を行うなど、デザインワークとは異なるアプローチでの表現も継続しています。
大場さんは2018年修了後、教員などの仕事をしながら日本画制作を続けており、出身である高知県の美術展覧会や、創画展に出品・入選されています。主に不安や焦燥感などの感情を、植物や人物など身近なモチーフを描くことで可視化する作品を制作しています。主題は一見ネガティブですが、自身の感情や身近な対象をありのまま受け入れ、それに寄り添う眼差しを感じさせます。
大島さんは2010年修了後、2015年以降から広島市立大学芸術学部彫刻科研究生として学ばれ、同大学大学院の映像メディア造形博士課程を修了、ドイツの大学へ交換留学へ行かれるなど、幅広い経歴を重ねながら制作活動を続けておられます。
作品は、絵画・ドローイングを軸に、自身のイメージに基づき立体、映像など様々なメディアを横断・複合しつつ創作活動を展開してきました。主として人物の表象を用い、その表情や色彩が喚起する感情など内面の問題を表現してきましたが、近年より長い尺度の時間と関係性を可視化する人物群像を描く作品を制作しています。
会期は11月24日(日)までで、開館日は残すところ8日となりました。
朝晩は寒くなりましたが、日中は気温が暖かい日も続いております。
心地よいおさんぽ日和にぜひ美術館を訪れてみてはいかがでしょうか?
皆さまのご来館を心よりお待ちしております!
【開催中】
「 In Focus15 −卒業生の現在−」
会期 :10月19日(土)〜 11月24日(日)
会場 :MOU尾道市立大学美術館
開館時間:10:00 - 18:00
休館日 :水・木曜日
入館無料
本学を卒業・修了し、各分野で活躍している新進作家、大場真美(日本画)、大島愛(油画)、平林美咲(デザイン)の3名を紹介。
【次回】
「 岸む音 / 際の上:Murmuring Shores / On the Brink」
会期 :12月14日(土)〜 1月10日(金)
会場 :MOU尾道市立大学美術館
開館時間:10:00 - 18:00
休館日 :水・木曜日、12月29日(日)−1月3日(金)
入館無料
シンガポールの作家Liu Liling、Moses Tan、Susanna tan、本学美術学科油画コース修了生の津川奈菜、吉田彩花と同コース教員西村有未、6名によるグループ展です。
0 件のコメント:
コメントを投稿