ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
作者本人の言葉で、制作や展示作品について話を聞くことができるギャラリートークは、相互にとって大切な機会です。
日本画の模写では、本物の現状の状態に近づくために、紙のひび割れや経年した絵の具の色を再現するための、科学実験のような研究資料の数々を知ることができました。
自主制作の作品では、日本画・油画・デザインと分かれているコースによって考えることが違っていることはなく、大学という環境で過ごす中で、同級生や教員から掛けられた言葉に反応しながら、制作や作品に取り入れたり。
幼少期の頃の経験を今にも引き継ぎながら「自分」であったり「根っこにある好きなこと」を探ってみたり。
描く対象にどこまで寄り添えるか、出会った物事のどんなところに惹かれているかを浮かび上がらせること。
作品を展示する時に、自分の思うことや伝えたいことを、どうすれば表すことができるか。
共通するような部分もありながら、16名16通りの考えや想いを聞くことで、作品への興味と理解が更に深まりました。学部の頃からの制作を、一度卒業制作として発表した節目を経た後で、さらに先へと進むために過ごした一年間を知ることができたように思います。
本展では、受付で各作品について触れられた作家コメントをお渡ししております。ギャラリートークにご参加いただけなかった方も、それぞれの作品の前で作家コメントを読むことができます。
そして、会期中には不定期となりますが油画コースの櫻庭健さんが公開制作を行います。本日(5/27)も制作中です。
また、商店街の中にあります「尾道市立大学サテライトスタジオ」でも同時開催しております。サテライトスタジオでは小品と下図やクロッキーなどの素描作品をご覧いただけます。
両会場にて、皆さまのお越しをお待ちしております。
「尾道市立大学大学院美術研究科
進級制作展 ーつぼみ burĝonoー 」
2019年 5月25日(土)〜 6月23日(日)
開館時間 10:00〜18:00
入館無料
休館日 水・木曜日
大学院で専門的に制作活動を行っている、日本画・油画・デザインの3領域の大学院2年生が、院1年時の制作を発表します。蕾は多くの可能性をひめているものの象徴であり、そこに現在の私たちを重ねました。大学院で日々自身の目標の開花を目指し制作している私たちの作品を展示します。
【会期中イベント】
【会期中イベント】
「P.eroding」櫻庭健 公開制作
不定期開催
会場:MOU尾道市立大学美術館
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