9回目となる今回は、油画・デザイン・日本画各コースの卒業生をご紹介します。
「Lines,graph paper」(部分)
18.2×25.7cm 方眼紙、インク 2016年
方眼紙の上に引かれた線は、隙のない緊張感を持ちながらも有機的なリズムがあります。黒々とした線の密度と、抜けて見える方眼紙の青のコントラストは強烈な印象を与え、観るものを引き込んでいきます。
「きざし ἀμβροσία」
直径14.5×H22cm 半磁器 2016年
直径14.5×H22cm 半磁器 2016年
外から力が加わってできたというよりも、内側から膨らみ突き破ったように見える形です。
生きて呼吸をしているかのような丸み、つるりとした光沢のあるなめらかな質感、白い輪郭に沿って流れる釉薬の柔らかな色彩。半磁器の魅力を広く感じることが出来ます。
「やわらかな時」(部分)
170×215cm 紙本彩色 2016年
170×215cm 紙本彩色 2016年
田舎の片隅のような郷愁を感じ、人の気配がない現実離れした風景にも思えてきます。見ていると、濡れた草のこもった青っぽい匂いを感じます。どの絵もやわらかな光で満ちていて、まどろみの時に感じる暖かい空気が漂ってきそうです。
異なる領域で活躍しながら、圧倒的な世界観で観るものを魅了する三人が、当館で出会いました。
9月9日(日)14時より、アーティストトークを行います。3名の作家が自身の作品や活動について語ります。作家全員が揃う貴重なこの機会に、ぜひご参加ください。
<現在開催中>
「In Focus 9 ー卒業生の現在ー」
2018年 9月1日(土)〜 10月8日(月・祝)
開館時間 10:00 - 18:00
開館時間 10:00 - 18:00
休館日 水・木曜日
入場無料
◎アーティストトーク 9月9日(日) 14:00〜→延期 10月8日(月・祝)
3名の作家が各々の活動や作品を紹介します。
本学を卒業・修了し、各分野で活躍している新進作家、児玉 香織(油画)・中曽 智子(デザイン)・松本 香菜子(日本画)の3名を紹介します。
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