「油画コース3年次進級制作展 DANCE,such as」の作品をご紹介!

 こんにちは。今回は美術館スタッフTが記事を書かせていただきます。

当館で開催していた「尾道市立大学美術学科油画コース3年次進級制作展 DANCE,such as」は、本日で終了いたしました。多くの方にご来館いただき、誠にありがとうございました!

今回の企画展は昨年度からの取り組みで、例年学内発表のみだった学部油画コース3年生の進級展を当館で開催するものです。フライヤーなどの広報物作成・展示作業など、学生が主体となって作り上げた展示となっております。


学生が考えた展示タイトル「DANCE,such as」には、「それぞれが世界観と個性を持ち」、「同じ場所でそれぞれの学びを深める中で、時に話し合い共鳴し、影響を与え合い、共にある日常そのものをそれぞれの制作へと還元」してきたことを、ダンス表現になぞらえて「それぞれが異なるダンス、表現を続けながら、隣で踊る仲間のダンスによって新しい視点や多角的な価値観を得て、改めて自身の表現と対峙していること」を表しているそうです。(フライヤー説明文より引用)

今回の展示は個々の作品としてはもちろんのこと、集合体としても鑑賞してもらいたいという意識を持って企画・展示したようです。そのため、各々の展示スペースや作品同士の境界がはっきりと分かれていないような展示になっている印象です。






とある学生の作品の一部が、他の学生の作品の傍らにもチラリ…この牛さんは会場のいたるところに点在していました。



こちらも絵画作品と間のインスタレーションは異なる学生の作品です。テイストの異なる作品ですが、不思議と調和が取れているように感じます。会場全体で観るとどこまでが誰の作品かの境界がなく、1つの空間として展示している意識が感じられます。




個々の作品も個性豊かで、イラストレーションのような作品だったり、絵本、立体、映像、インスタレーション…と、多様な表現の作品が展示されています。




▲映像作品と和紙に印刷されたイラストレーションぽい作品。映像作品は1枚1枚描いた絵を動かしているため、40秒ほどの動画で約10000枚も描いたそうです。。


▲奥の花瓶の後ろにもなにか…いる…



▲こちらは絵本作品「ぽてはうみへでたい」。主人公のぽてが海へ出て旅をするお話。


▲毛布にくるまる猫ちゃん…絵の色も相まって暖かそう…



▲こちらの作品の側面にはシールの群れが。1ヶ所に集中しているのが面白いですね。




▲こちらは第3展示室の様子。普段は電気スイッチがある壁の扉の中にも作品がはめ込まれています。


▲外の庭にもインスタレーション作品が展示されていました。みなさん雨の日も外に出て鑑賞してくださいました。



次回展示は、2月9日(金)より尾道市立大学美術学科第18回修了制作展を開催いたします。また、尾道市立美術館では第20回卒業制作展も同時開催します。みなさまのご来館を心よりお待ちしております!

【開催中】本学美術学科油画コース3年次進級制作展「DANCE, such as」 

会期  :120日(土)〜 131日(水) 

会場  :MOU尾道市立大学美術館 

開館時間:10:00 - 18:00 

休館日 :水・木曜日(最終日のみ水曜日開館) 

入館無料 

本学油画コース学部3年生による進級制作展。例年学内展示のみでしたが、去年から引き続き実験的な試みとして美術館で制作発表を行います。 

 

【次回】尾道市立大学美術学科 「 第18  修了制作展 」 

会期  :29日(金)〜 218日(日) 

会場  :MOU尾道市立大学美術館 

開館時間:10:00 - 18:00 

会期中無休 

入館無料

大学での研究成果を発表。卒業・修了生60余名の作品を展示します。尾道市立美術館では卒業制作作品、当館では修了制作作品をご覧いただけます。

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