油画コース卒業生の吉田彩花さん、菅原瑶子さんお二方による自主企画展
「 From Soup to Nuts」がはじまりました。
私、美術館スタッフSは搬入時からこの展示を見ていますが、遊び心があって楽しみながらお手伝いしました。来ればきっと「わ!何これ」と言わずにはいられない空間になっています。
何やら文字が浮かび上がっていますね。奥に写るのは美術館の庭です。
今回はこちらにも作品を展示していて楽しむことが可能になっています。
そして館内のあちらこちらでお出迎えしてくれるのは菅原さんの魚たち。
以前に菅原さんの大作を明るい部屋で鑑賞したことのある私ですが、今回は照明が落とされ
同じ作品でもまるで違う海の世界が広がっていて驚きでした。
暗闇の中でキャンバス内を泳ぐ姿を見ているとなんだか
水族館にいるような気持ちになります。🐟
そんな館内を歩いていると、あれ?足元に光が…歩くたびに瞬いています。
なんだこれは…!
思わず夢中で足をふみふみしてしまいました。
皆さんもぜひ、床を満天の星空にしてみてください。
他にも不思議なことが起こるかもしれません…
作品を堪能していると菅原さんが用意してくださったワークショップが出現。
絵具で彩られた紙がずらりと置かれています。
どうやら来館者の方に、絵具の形から見えてきた生き物を生み出してほしいとのこと。
早速やってみました!
こちらが私が描いたインコとカタツムリ 🐌 一度やると癖になる楽しさです。
菅原さんがご自身の制作にハマる理由も納得しました。
ご覧館の際にはぜひ挑戦してみてください!
そして1番奥の部屋を覗くと、思わずクスっと笑ってしまう光景が待っています。
お二人の作品についてもっと知りたくて、先日行なわれたギャラリートークにお邪魔しました。
作家さんのお話を聞くと、より想像が広がって楽しいですね。
今回も来て良かったと思える内容でした。
特に印象に残ったのは、吉田さんが作品を作るきっかけになった木漏れ日のお話。
ある休日に見かけた木漏れ日に感動し、それを再現しようと思いたったらしいのですが、
始めてみたら思いの外難航。
当たり前のように存在する現象が実はすごく奇跡であることを自身が苦戦して改めて実感した
んだそうです。
普段穏やかで優しい吉田さんのエモーショナルな一面を垣間見ることができたなと
学生時代お世話になった私は嬉しくなりました。
以前にお二人の作品を見たことがある方もそうでない方も、ここでしか見れないもの、体験できないことがあると携わってみて強く思いました。
寒い日が続きますが、がんばって足を運んだ分
館内で楽しい時間をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
「From Soup to Nuts」
2020年 12月19日(土)〜 1月24日(日)
2020年 12月19日(土)〜 1月24日(日)
開館時間 10:00〜18:00
入館無料
休館日 水・木曜日、12月29日(火)〜1月3日(日)
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