進級制作展ギャラリートークでした!

「進級制作展 −AM8:00−」初日の6月2日(土)14時より、ギャラリートークを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
全員が揃い、自身の作品や制作について話をしてくれました。トークを聞くことで作品の内容や想いを知ることができ、発見したり納得しながら何度も頷き聞きました。各コースのトークの内容を少しずつご紹介します。


デザインコースの院生の作品は、手に取ることができる作品が多いため、見て想像することに加え、触れることで作品の世界に近づける工夫を知ることができました。オリジナルのフォントや紙質、タブレットの横スクロールを車窓に見立てるなど、こちらの想像力を高めたり、感覚を呼び起こしてくれるような印象を受けました。



日本画コースの院生の作品は、まず模写の作品の説明から始まりました。どうしてこの作品のこの場面を選んだか、模写をすることでどんな事を学んだかも教えてくれました。また自主制作の方では、技法の挑戦や色幅を増やすことを意識した話などを聞くことで、日本画の表現の多様性を改めて知ることができました。また、自分はどのように作品をみてもらうことを望むか、といった他者を意識した制作の話も聞くことができました。





油画コースの院生の作品は、何を描いているかの説明から始まり、それを魅力的だと思った経験や現象を、どうすれば表現できるだろうかという模索がそれぞれに見られました。色彩、画材、描き方と、アプローチは様々です。またどうすれば自分が心地よく、説得力をもって伝えることができるか、外から受けた刺激と内から出てくる表現をこねながら作っているような印象でした。




本展では、ご来場いただいた皆さまに目録をお渡ししております。目録には作家コメントも載っていますので、ギャラリートークにご参加いただけなかった方も、それぞれの作品の前で作家コメントと照らし合わせながらご覧いただけます。皆さまのご来館、お待ちしております。




<現在開催中>
「尾道市立大学大学院 美術研究科13期生
   進級制作展−AM8:00−」  
2018年 6月2日(土)〜 7月1日(日)
開館時間 10:00 - 18:00
休館日 水・木曜日 
入場無料
今春、大学院2年に進級した日本画・油画・デザインの3領域の10名が、大学院1年次に制作した作品を中心に展示いたします。タイトルの『AM8:00』は、「人生を24時間に換算した時、私たちは午前8時の位置に立っている」という意味から付けられました。成長著しい10名が大学院に進学し、それぞれの朝を迎えた「今現在の」制作をご覧いただければ幸いです。









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