尾道大学美術学科教員展2011

2011年3月23日(水- 5月9日(月)

開館時間 10:00-18:00 火・水曜日休館(3月23日[水]・祝日開館)入場無料





ごあいさつ

尾道白樺美術館が尾道大学の美術館として再スタートして3年が過ぎ、4年目を迎えようとしております。初期の段階では在学生の作品発表を中心に展開してきましたが、年々、卒業・修了生も増え、それぞれの場で活躍している姿も多く見られるようになってきました。その様な状況を紹介する企画として、昨年から「In focus1 卒業生の現在」という展覧会を始めました。また、教員による個展なども回を重ね、徐々にではありますが発表内容の幅も広がり、充実してきたと感じております。

 この度開催します教員展は隔年で開催されるもので、今回で2回目となります。尾道市久山田の静謐な環境の中、学生とともに日々制作に励んでいる教員の制作・研究活動の一端に触れて頂ければと思います。

尾道白樺美術館[尾道大学]館長

第5回 尾道大学 大学院 美術研究科 修了制作展

2011年2月11日(金)〜2月20日(日)
開館時間 10時〜18時 会期中無休 
入館無料

アーティストトーク
2011年2月13日(日)14時〜


ごあいさつ

あっという間に過ぎた日々でしたが、二年という厚みは決して薄くありません。

私たちは、内と向き合い外へ目を向け。個々の振り幅で制作をしました。

決して一人では、いられませんでした。

支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。

これからの本当の始まりに向けて、しっかりと歩みを進めていきます。

尾道大学 大学院 美術研究科


大平 繭

岡嶋 晶子  (光明寺會舘 広島県尾道市東土堂町2-1)

亀井 那津子

黒﨑 しおり

土井 瑛子

中嶋 美穂子

原 夕希子

外薗 千里

松岡 奈津子





13人の-尾道大学大学院美術研究科1年進級制作展

2011年1月22日(土)-2月6日(日)
開館時間:10:00-18:00 入館料:無料 休館日:火・水曜日






















この度、平成22年度尾道大学美術学科教育・研究プロジェクト企画展「13人の-尾道大学大学院美術研究科1年進級制作展-」を尾道白樺美術館[尾道大学]で開催する運びとなりました。
「13人の」は今回が初めてとなる大学院美術研究科1年3コース(日本画、デザイン、油画)による展覧会です。本展では、本学大学院に在籍する1年13名の研究制作の区切りとしてこの1年間に制作した作品を中心に展示します。これから作家活動を展開していく希望を持ち、院生それぞれの現在形の作品をそこに含まれている可能性とともにじっくりと観て頂く絶好の機会です。また、大学院生13名にとっても作品をパブリックな場に置くことが自分の制作を見直す上での得難い機会になり、今後の制作活動にとってのステップになる事に期待し、大学院美術研究科として本展覧会を企画しました。今後どのような創作活動を展開して行くのかが大変楽しみな13名の作品をこの機会にどうぞごゆっくりご鑑賞ください。
尾道大学大学院美術研究科


「13人のギャラリートーク」
2011年1月30日(日)14:00-15:30 
美術研究科1年の大学院生が作品解説をします。

ワークショップ  まちの観察 ~緩やかに消失していくもの~

2011年1月8日(土) 14:00~16:30 参加費無料 定員15名  要予約
美術館近隣でのフィールドワーク。スケッチ、写真などで「消失の兆し」を記録する。美術館内でそれぞれが発見した状況を報告し、ディス
カッションを行う。□持参物 デジタルカメラ、ノート、筆記用具

アーティスト・トーク

12月26日に開催のアーティストトークでは多くの人が参加してくれました。
皆さんが、アーティストの言葉から受ける不安や疑問点を好奇心へと変える時間になりました。

これこそが「アートの現場」なのかもしれません。

来年は、作品発表、アーティストトークやワークショップをもっともっと展開させたいです。

建築家の渡邉義孝から素敵なドキュメントが届きました。
時間をかいま見ることが出来ます。

渡邉義孝のホームページ
http://homepage3.nifty.com/w_yoshi/index.html

 メモ:渡邉義孝



小野環 アーティストトーク

 本日、小野環展 足下の辺境 のアーティストトークが開催されました。

 たくさんの方々のご参加、ありがとうございました。
 
 様々な方面の方に来て頂き、多彩な顔ぶれでした。











また来年、1月8日(土)には、ワークショップを開催致します。

まちの観察 〜緩やかに消失していくもの〜

美術館近隣でのフィールドワーク。「消失の兆し」の発見へ出かけます。

ご参加される場合、事前の予約が必要となりますので、MOUまでご連絡ください。

14:00〜16:30 参加費無料 定員15名 持参物 デジタルカメラ、ノート、筆記用具

足下の辺境 小野環展  12月24日

  

  それは、いつの間にか失われていた。 少し目をはなした隙に。 事はすでに起こってしまっていて、過ぎてしまった。 時間は流れている。 とりかえしはつかない。



  作者はある日、町を歩いていて、彼にとって印象的で気になる建築物に出会う。 しかし、それからしばらくして同じ場所を通ってみると、以前あったはずの建築物は消え失せ、かわりに素っ気なく新しい建物が建っていた。



  過去のことは忘れ去られ、新しいものはごく自然に受け入れられていく。 しかし、作者は、その出来事をすくいあげる。



  「 knifed sky1  」は、その時の風景が描かれている。中央にある建物のシルエットは現在のそれだが、そのシルエットに切りとられて見えているのが過去の建築物の断片だ。 先に過去の建物を描き、後から現在の風景でそれをふちどったのだ。

   この画面はいったい、過去なのか現在なのか。どちらが描かれていて、どちらが描かれていないのか。 それらは曖昧に混じり合い、見るものを惑わす。 




  作品に多く登場する「植木鉢」もそうだ。 本来、家のまわりに飾られる植木鉢は、私有地と公共の道とを仕切る「境界」だ。 だけど、そうであるはずの植木鉢が、道路にはみ出して置かれているのを、誰でも一度は目にしたことがあるだろう。 私たちはそれを気に留めない。 しかし、作者は違和感を覚える。 溶け合ってぼやけていく境界線。 どこまでが私有地で、どこまでがそうでないのか。 曖昧で判然としない。  そして提示された作品と対面して初めて、私たちは立ち尽くし、妙な感覚を持つ。 




  毎日事は起きている。 例えどんなに些細でとるにたりない事であろうと、それらは空気を震わせ、確実に起こっている。 そして、私たちはほとんどのそれらを見落とし、とりこぼして生活している。 しかし作者はそれを拾う。 それを近くで見つめてみたり、遠くから眺めてみたりしながら、そのことを丁寧に咀嚼する。 そうして飲み込まれたものは、作者の手によって感覚的につくられていく。 



  私たちはそれを受け取るとき、少しの戸惑いと、大きな興味を抱く。  描かれたモチーフ自体は日常であるはずなのに、作者を介する事で、それらはまったく出会ったことのない、異質なものとしてそこにあるからだ。 ピントが合っているようで、実はまったくずれているような、辻褄が合っているようで、まるでそうではないような、つかみどころのない、奇妙な世界が、今ここに広がっている。









                                               尾道白樺美術館スタッフ