10月16日  ワークショップ

 16日(日)、作家 山本恵子さんのワークショップ「便せんを作る」がありました。
 山本さんがもってきたサンプルに、カワイイーッと黄色い声が賑わう中、作品づくりスタートです。



 銀箔の貼られた和紙にランダムに岩絵の具をのせていきます。


 出来たらしっかり乾かして…今日は日光でも十分乾きました。



 さあ、乾いたらここら本番。思い思いに形をくり抜いていきます。





 切った素材を台紙の上に貼付けてハガキや便せんにデザイン。
 そうだ、来年の年賀状にしようと、皆さん真剣です。



 原画が完成したら色紙にコピーして便せんのできあがりです。






 みんなとても素敵なのが出来ました。
 手作りハガキや便せんで手紙を書くのが楽しみですね。


10月8日 ワークショップ

 先日、作家竹内かなさんによるワークショップ「記憶のシャンプーハット」がありました。
 
 6名の参加者の皆さんと和気あいあいとした雰囲気の中、スタートしました。
 今回は最年少で2歳のお子さんもチャレンジです!
 
 

 頭のサイズに合わせて形をくり抜きます。オーダーメイドですね。


 この一週間の記憶にはどんなことがあったでしょうか。シャンプーハットに描いていきます。




 竹内さんが色々な素材を用意してくれました。
 これは面白いことが出来そうですね、みんなの想像も膨らみます。



 だんだんとそれぞれの記憶が姿となって見えて来ました



 さあ、外に出てお披露目です




 まずはみんなの笑顔を。
 そして、こんな楽しい作品になりました。


 

 
 今度の日曜日にもワークショップが開催されます。
 皆さん是非ご参加ください。

 ワークショップ

『便せんを作る』 山本 恵子 和紙の切れ端に岩絵の具で着彩して、切り絵で便せんを制作します。

 20111016日(日)14時〜 参加費:500円 定員:15人程度(要予約)


《お問い合わせ》 MOU尾道白樺美術館[尾道大学] 広島県尾道市久保3-4-11 TEL/FAX 084820-7831 

 

10月9日 In Focus 2




  「夢みたい」



  今回開催中の「 In Focus 2 」を観て、そんな言葉がぷかりと浮かんだ。

  ここで言う 「夢」 とは、夜、眠ったときに見る方のゆめ。

 
 
 
    山本恵子   塩出麻美   竹内かな  
 
  大学卒業後、それぞれに活動し、制作を続ける3人の表現方法は、まったく別々でばらばら。

  あまりにも異質な3人。 

  そんな3人が紡いだ空間は、一枚の白い壁から始まります。

  ほの明るく照らされたそこには、それぞれの絵がつらりと並べられ、私たち鑑賞者に期待と予感を与えてくれま

  す。

    壁を右手に抜けると、そこには伏し目がちにどこかをみつめる白い犬。 

  山本恵子によって描かれた、「優しい犬」

  タイトル通り、おだやかでやわらかな印象の犬。 それは日本画で描かれ、光の加減できらきらときらめく。

  犬の姿勢は良く、前足をそろえてそこにいる。 ただそれだけなのに、うっとりとして、足をとめ、見入ってし

  まう。


  そこからようやく歩を進めると、つぎに出会うのはぶらりと木の枝に揺れる猿。 かわいくさえずる小鳥たち。 

  ぼう、と佇むしまうま。

  
  どの画面も装飾的できらびやか。

 
  だけど不思議と嫌みなものを感じさせないのは、作者の丁寧な筆運びと、繊細な色彩感覚があってこそ成せる業

  だ。

   そして、なによりも作者が、愛をもってモチーフと画面に向かったことがありありと伝わってくることが、そ

  うさせているのだろう。




  「大きくて何が描いてあるのかわからない、なんだか衝撃的な作品。」


  塩出麻美の作品に初めて出くわす人は、こんな感想を持つのではないでしょうか。

  たしかに、ぱっと見、油彩で荒々しく描かれたモチーフが、いったいなんなのか、風景なのか、静物なのか、判

  別できない。

  でも、それでいいんです、きっと。 作者が描き出し、浮き彫りにしたいのは、「存在」そのものだから。


   作者自身が作品を説明する際に使う、 「潜る」 という言葉がやけに印象深く残っている。

  作者は時折自分が描いている作品画面に、「潜る」というのだ。

  画面は紛れも無く平面なのに、彼女は迷うこと無く 潜っていく。

   もぐってもぐってもぐってもぐってもぐってもぐって……………

  画面に向き合い、わたしも試みる。

  潜るというより、のみこまれるような感覚。

  時間とかにおいとか上下左右とか、すべてのものが取り払われて、そこに残るのは梅の種ほどのわたしという

  存在。 

  目の前にあるのは、置き去りにされた作者自身のはずなのに。

  
  そんな奇妙な体験のあと、ふと庭に目をやると、そこには芝生にまぶしく映えるエキセントリックなカキワリ

  が………!
   
   竹内かなの作品群は、ハチャメチャでゆるゆるで、でも確実に無視できない存在感を放つ。

  作品形態は様々で、前述したカキワリに始まり、漫画、絵本、イラストレーション等、幅広く創作している。

  媒体は違えど、どの作品からもそのエネルギッシュなパワーと、それをうまく発散させる彼女独特の特性が相

  まって、スイーっとリラックス状態のまま作品にひきつけられていく。

   作品を何気なく見ているだけで、のびやかで、奔放な気持ちになってしまうから不思議だ。




   こんなにもちぐはぐで、辻褄が合わないというのに、なぜだかすとんと納得して、もう少し見ていたい気分に

  なってしまうなんて。  



    やっぱりわたしの中で今回の展示は、夢みたいなんです。




   

                                 尾道白樺美術館[尾道大学]スタッフ


   


 
   


                                    

 



 


 


10月1日 アーティストトーク

 10月1日、In Focus 2 がいよいよはじまりました。
 初日のこの日は作家3名によるアーティストトークが行われ、たくさんの方に来館して頂きました。

 アーティストトークでは作家と共に3名の学生アシスタントにも参加してもらい、学生目線から質問を投げかける対話形式で進みます。
 
 最初はちょっと緊張した様子でしたが、だんだんと笑顔が見えてきましたね。










 作家、学生の6名の皆さんお疲れさまでした。
 そして多くのお客様に、会場に足を運んで頂きましてありがとうございます。

 In Focus 2 展では、このあともワークショップを開催します。まだまだ参加お待ちしております。

 ワークショップ

『記憶のシャンプーハット』 竹内 かな その一週間の印象的な出来事をもとにシャンプーハットを作ります。

 2011108日(土)14時〜 参加費:400円 定員:15人程度(要予約)

『便せんを作る』 山本 恵子 和紙の切れ端に岩絵の具で着彩して、切り絵で便せんを制作します。

 20111016日(日)14時〜 参加費:500円 定員:15人程度(要予約)


《お問い合わせ》 MOU尾道白樺美術館[尾道大学] 広島県尾道市久保3-4-11 TEL/FAX 084820-7831 





 ちなみにこの日は秋空が気持ちよく、絶好のカキワリ日和。作家と美術館スタッフみんなで写真撮影しました。
 皆さんもこちらの竹内さんの強烈な作品でぜひ遊んでみてください。
 

In Focus 2 -卒業生の現在-

 9月28日〜30日
 10月1日より開催の In Focus 2 -卒業生の現在- 展 展示作業が行われました。
三人の作家たちがつくりあげた展示をおたのしみください。

 





 また、明日の10月1日にギャラリートークが行われます。
 ご参加お待ちしております。



 In Focus 2 -卒業生の現在-

  2011年10月1日(土)−10月23日(日)
  休館日 火・水曜日(祝日開館)
  開館時間 10時〜18時 入場無料

  アーティストトーク

  2011101日(土)14時~ 参加無料



次回予告

  MOU尾道白樺美術館[尾道大学]次回の展覧会のお知らせです。

 In Focus 2 -卒業生の現在-

  2011年10月1日(土)−10月23日(日)
  休館日 火・水曜日(祝日開館)
  開館時間 10時〜18時 入場無料

 InFocusは、尾道大学を卒業・修了後、創作活動を継続している若手作家に焦点をあて、紹介する企画展です。2回目となる今回は、日本画で動物をモチーフに装飾的で優雅な世界をつくりあげる山本恵子、自身を包み込む空間と向き合い、その空間と自己の関係を平面を中心に探求している塩出麻美、切れ味とユーモラスさを併せ持った線描を中心にドローイングや印刷媒体で活躍する竹内かなの3名を紹介します。表現媒体の異なる各々の作品がMOU尾道白樺美術館[尾道大学]全館を用いた展示でどのように共鳴するでしょうか。今後の更なる活躍が期待される若手作家の現在を是非ご覧下さい。



 山本恵子

 動物は、美しい形や模様を持っています。また、人にはない力を持っています。そういう生きている動物たちの姿は、感動させてくれます。そして、わたしの中で動物は、取り囲む空間をも彩り、形作っていくように感じます。それを画面に表現しています。院展への出品作を中心に日本画を制作しています。



 竹内かな

 自身の作品制作は現在、カキワリ、絵本、マンガに集中している。大衆に閉じられたものより開かれているものに興味がある。イラストレーターという肩書きでデザイン領域でのイラストレーション制作を職業にもしていて、小冊子から、店舗のショーウィンドウのガラスまで、様々なところで行う。




 塩出麻美

 油彩媒体の絵画作品を中心に制作。

 その興味の匣として、「存在」「膜」「匣」のような3つのカテゴリーが浮かんでくる。



 関連しましてイベント情報です。

 アーティストトーク

 2011101日(土)14時~ 参加無料


 ワークショップ

『記憶のシャンプーハット』 竹内 かな その一週間の印象的な出来事をもとにシャンプーハットを作ります。

 2011108日(土)14時〜 参加費:400円 定員:15人程度(要予約)

『便せんを作る』 山本 恵子 和紙の切れ端に岩絵の具で着彩して、切り絵で便せんを制作します。

 20111016日(日)14時〜 参加費:500円 定員:15人程度(要予約)


《お問い合わせ》 MOU尾道白樺美術館[尾道大学] 広島県尾道市久保3-4-11 TEL/FAX 084820-7831 

 皆様のご来観おまちしております。

 

9月18日「いるか如何か」



対峙という言葉がぴったりくる。塩出麻美さんの「いるか如何か」。
髪を束ねた人物が、真っ直ぐにこちらを見つめている。その視線は、睨んでいると言っても良いほど、鋭い。優しさとかあたたかさといったものは皆無だ。
ここにあるのは、悩みである。闇である。ここにいるのは、思考のなかの自分自身だ。

この人物は、もちろん自分ではない。しかし紛れももなく、わたしだ、と思ってしまった。誰かに話すようなことではない、心のなかでのみ考えるときの。深い、どうしようもない、あの心境を、経験しているときの孤独な自分自身。
誰にでも経験がありながら、誰とも共有できない孤独感を、たしかに感じることができた。

MOUインターンスタッフ 安達