第22回卒業制作展・第20回修了制作展 開催中!②

空気は冷たいですが、次第に日が伸びて季節の移ろいを感じます。晴れた日はあたたかい日差しが心地よいのでお散歩も兼ねて美術館に足を運ぶのもいいかもしれないですね。

当館では2月6日(金)〜2月15日(日)まで第20回修了制作展を開催しており、院生の修了制作をご覧いただけます。同じく開催中の第22回卒業制作展は千光寺方面の尾道市立美術館が会場となります。


設営後の院生の皆さんは、制作や副論文の提出など多忙な日々にひと段落つきほっとした様子でした。

2年間の修士課程の一区切りということもあり展示内容も充実したものになっています。さて会場をぐるりと回ってみましょう〜


今回は当館のお庭にも作品があり、外の出入り口から入場できます。この作品は会場のQRコードから解説を表示できるため、野外で鑑賞しながらご覧いただくことができます。漫画でまとめられているのも読みやすさのポイントですね。会場に入ってすぐのロビーにも作品があります。薄暗い空間に佇むオブジェは3Dプリンターを使用して作っているようです。奇妙な形の曲線は有機的ですが、モノトーンでスタイリッシュな印象もあります。



第1展示室には木工、漆芸(塗装)を主としたクラフトデザインをご覧いただけます。あたたかい照明や椅子からは作者の遊び心や丁寧な仕事が感じられますね。こんな椅子に座ってのんびり本を読めたら…と想像してしまいました。漆を使用したバックは、滑らかな質感で惹き込まれます。漆工芸と聞くと伝統工芸のイメージに結びつきやすいですが、ポップで見る人に寄り添うような作品です。どのような手順で形作るのか気になりますね。

壁には半立体的な絵画作品がみられます。画面から外へ伸びていくような形の展開やフリルのような毛糸の装飾が、作品の表情を豊かにしています。描画や毛糸が影響し合いながら幻想的な色合いを織りなします。



第2展示室はインスタレーションや絵画作品、絵本が並んでいます。会場の出入り口あたりに副論文を一部設置しているようなので、鑑賞と合わせてぜひお手に取ってご覧ください!

日本画は襖絵や150号の大作を展示しています。遠くから絵画の雰囲気を楽しみつつ、近づいて見ると画面のマチエールの複雑さに驚きます。3枚連作の絵画は水彩で描かれているようです。冬の晴れた清々しい日を思わせるような風景ですが、よく眺めると…。描かれた対象や水彩絵の具の不可逆性による緊張感をまとっている作品です。




絵本のブースを覗くと、その世界観へ案内してくれる空間が広がっています。ゆっくりと椅子に座ってぜひ絵本の世界に浸ってみてください!


第3展示室では映像作品を展示しています。複数の映像が流れる室内。映像の音や視界の情報が混沌とした空間になっています。人は関心のあるものに意識が集中しますが、どの映像を見るかによって自然と他の情報が入りにくくなるのも味わえることの一つですね。


あっという間に会期も折り返しになりました。最終日の15日にはギャラリートークも企画しています。鑑賞と合わせて、ぜひご参加ください!

皆様のご来館心よりお待ちしております!




第22回卒業制作展・第20回修了制作展 

会期  :2月6日(金)〜 2月15日(日)会期中無休 

会場  :MOU尾道市立大学美術館

     ※卒業制作展は尾道市立美術館(9:00~17:00  入館:16:30まで) 

開館時間:10:00 - 18:00 

入館無料


●ギャラリートーク

【修了制作展】

 日時 : 2月15日(日)13:30〜

 会場 : MOU尾道市立大学美術館

      申し込み不要


第22回卒業制作展・第20回修了制作展 開催中!①

みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は院生のMさんが展覧会をご紹介します!

こんにちは院生のMです。
本日より、第20回大学院 美術研究科 修了制作展が始まりました。
展覧会初日は天気がよく日差しも暖かいので、展示空間も作品も柔らかな光に包まれています。
展示室ごとに、窓から差し込む光が作品を一層魅力的にしていました。 
それとは正反対に、黒いビニールシートに囲まれほんの少しも光が入り込む隙のないロビーは時間感覚が揺らぐほどに真っ暗です。
来館者の皆様はこの空間を見ると驚きの声をあげておりました。




真っ暗なロビーから始まり、吹き出し窓から自然光が沢山差し込む第一展示、次に広がるのはインスタレーション、巨大な日本画作品、絵本スペースが一つの空間に収まる第二展示室、そして、赤い照明と映像画面が光る摩訶不思議な第三展示室。 

毛糸、陶器、漆、和紙、岩絵具、映像、人工物、襖、絵本、PLA。
 
様々な素材によって展示会場は色とりどりの個性に溢れています。
皆様是非尾道市立大学美術館にお越しください。
心よりお待ちしております。


第22回卒業制作展・第20回修了制作展 

会期  :2月6日(金)〜 2月15日(日)会期中無休 

会場  :MOU尾道市立大学美術館

     ※卒業制作展は尾道市立美術館(9:00~17:00  入館:16:30まで) 

開館時間:10:00 - 18:00 

入館無料



●ギャラリートーク

【修了制作展】

 日時 : 2月15日(日)13:30〜

 会場 : MOU尾道市立大学美術館

      申し込み不要


第23回地域プレゼンテーション 開催中!

 油画コースの進級制作展に続いて、デザインコース3年次による「デザイン×私のまち 第23回地域プレゼンテーション」の展覧会がはじまりました!

この課題は尾道やゆかりのある地域をテーマにしており、様々な企画を作品展示とプレゼンテーション発表会で提案します。


会場からはお土産として欲しいなという声も聞こえてきたり…尾道をテーマにした作品も多く、日常生活と結びつくような親しみを感じる方も多いかもしれません。

それでは少し会場をのぞいてみましょう〜


第一展示室に尾道をテーマにした作品がありました!尾道の海をイメージしたカップ。ひとつひとつ異なる持ち手やカップの模様、丸みのある形から温かみが感じられます。

カップの模様の揺らぎはゆらめく水面のよう…暮らしの一部になった旅の思い出が、ふとした時にゆったりとした気分にさせてくれそうですね





続いて第二展示室、こちらは出雲をテーマにした作品です。制作者の出身地なのでしょうか?パッケージデザインから様々な小物までしっかりと作り込まれています。出雲の縁結びをテーマにした企画とのことで、贈り物としても素敵な作品です。会場にて配布の目録に作者のコメントも記載されていますので、ぜひ実物をみながらご覧ください!




また明日1月31日(土)の14時より、当館にてギャラリートークを開催します!学生たちが展示作品を前にどういう考えのもと制作を進めたのか、作品の説明を含め完成までの制作背景などを語ります。入場退出は自由なのでお気軽にお越しください!

短い期間となりますが、皆様のご来館お待ちしております!



美術学科デザインコース3年 第23回地域プレゼンテーション

会期  :1月30日(金)ー2月1日(日)

開館時間:10:00〜18:00

休館日 :水・木(祝日開館)

 

●ギャラリートーク

 1月31日(土)14:00〜

 申し込み不要

 入館無料

 MOU尾道市立大学美術館


●発表会

 2月11日(水)

 しまなみ交流館大ホール

 13:00〜17:00

 入館無料

『美術学科油画コース3年生次 進級制作展 scroll』開催中!

新年を迎えて早くも1月の下旬に差し掛かろうとしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。本年も皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、当館では昨日から「美術学科油画コース3年生次 進級制作展 scroll」を開催しています。本学の油画コース3年生では、2022年から実験的な試みとして美術館での発表が行われてきました。

本展は学生が主体となり開催まで計画的に準備を進めていきます。作品発表に加えて、広報物の作成や配布作業、全体の展示計画など開催に向けた運営を体験する機会でもあります。4日間の設営期間では、展示方法のレクチャーを受けながら自身の計画を形にしていきます。


                                    (設営風景)

学生主体ということで、本展のタイトル「scroll」は学生の皆さんが思案しています。情報が溢れ様々なモノと出会うことができる現代、スマートフォンの画面をスクロールしていると思わずその流れを止める時があります。制作もまた日々の生活を送るなかで出会ったモノをすくい上げることから始まります。このような制作の姿勢になぞらえて「scroll」というタイトルをつけたようです。


じっくり鑑賞していくと日常の見落としていたモノと出会えるのかもしれません。

ではどのような展示になっているのか、会場を少し覗いてみましょう〜

会場では絵画やインスタレーション、漫画、ドローイングなど様々な表現の実践がみられます。

           (第1展示室)

野外展示は触れたり作品の中央に立って鑑賞することができます。布には何が描かれているのでしょうか。作品を外側からみた時と内側からみた時で異なる印象があります。ぜひお越しの際は野外の作品もご鑑賞ください。



(第2展示室)

ぬいぐるみの佇まいと作られたニュートラルな空間が不思議な静けさを醸し出しています。こちらをじっと見つめる表情に何か見透かされるような気もしたり...一つずつ丁寧に作られていますね。



第3展示室は照明も相まってムードがありますね。

会場配布の目録には作者のコメントが記載されています。鑑賞を深める手掛かりになりそうですね。また1月25日(日)にはアーティストトークを企画しており、制作者本人から作品についてお話しを聞くことができます。この機会にぜひ鑑賞と合わせて制作の試みに触れてみてはいかがでしょうか。

本展は1月17日(土)〜1月25日(日)の開催で、水木曜日が休館となります。短い期間となりますが、皆様のご来館心よりお待ちしております。



美術学科油画コース3年次 進級制作展 scroll

会期  :1月17日(土)ー1月25日(日)

開館時間:10:00〜18:00

休館日 :水・木(祝日開館)

 

●アーティストトーク

 1月25日(日)14:00〜

 申し込み不要