10月30日 犬の目のなかの月、日。
奥山民枝 退任記念展
次回予告
10月29日からの展覧会をお知らせします。
奥山先生は2005年に尾道大学美術学科の教授として赴任し、2012年3月を以て大学を退任することとなりました。大学近隣の自然豊かな尾道市久山田町に居を構え、犬とともに大学と自宅とを往復し、後進の指導にあたりながら、創作活動に勤しむ日日でした。先生の独自の自然観、生命観はふだんの何気ない会話の中にもふとその片鱗を現します。久山田に群生するシダ植物と出会った感動、大学裏山の神社の持つエネルギー、犬のことば、近所での身近な出来事から壮大な宇宙論まで話は広がっていきます。奥山先生は20代から欧州・中近東・南北米など世界各地を旅してきました。ある旅で、南米の標高数千メートルの高地砂漠の真ん中でひとり佇んでいたとき、自分の命と地球の命がクロスする感覚を強く感じたといいます。その時の外界との融合感覚が画家・奥山民枝の世界観の原点なのかもしれません。巨視的でありながら、同時に微視的でもある奥山先生の絵画は常に内部から発光するような柔らかい光を孕んでいます。その光は人間も動物も植物も大地も天体も等しく包み込み、見るものの感覚に浸透していきます。
本展では奥山先生が尾道で創作活動を展開してきた7年間の成果を中心に紹介します。犬をモティーフとした最新作、太陽、月を描いた近作、尾道で新たにチャレンジを始めた日本画の作品にメゾチントの版画連作や尾道の挿絵シリーズなども交え、紹介します。一貫した世界観を持ちつつ、変容を続ける画家・奥山民枝の現在を見て頂く絶好の機会となるでしょう。

奥山 民枝 プロフィール
1965年 東京藝術大学美術学部入学
1969年 東京藝術大学美術学部卒業
王立サン・フェナルド芸術大学名誉留学生として渡西
1986年 画集「奥山民枝・旅化生」出版(美術出版社)
1987年 朝日新聞小説挿画「手のなかのいのち」連載
1991年 個展「ゆらぐ」(東京、アートミュージアム・ギンザ)
1992年 第35回安井賞受賞
1996年 光州国際美術展招待作家として渡韓(光州市立美術館)
1998年 画集「手のなかのいのち」出版(奥山事務所)
2000年 個展「わたる」(東京、日本橋三越)画集「ゆらぐ・わたる」出版(美術出版社)
2002年 個展「Le Soleil」(パリ、ギャラリー・ヨシイ)
2005年 尾道大学教授就任 「山水戀圖」出版(岩波書店)
2009年 個展(東京オペラシティーアートギャラリー)
2010年 個展(尾道市、なかた美術館)
2010年 第31回広島文化賞受賞
2012年 尾道大学退任
ご来観お待ちしております。
10月16日 ワークショップ
10月8日 ワークショップ

10月9日 In Focus 2

10月1日 アーティストトーク

ワークショップ
『記憶のシャンプーハット』 竹内 かな その一週間の印象的な出来事をもとにシャンプーハットを作ります。
2011年10月8日(土)14時〜 参加費:400円 定員:15人程度(要予約)『便せんを作る』 山本 恵子 和紙の切れ端に岩絵の具で着彩して、切り絵で便せんを制作します。
2011年10月16日(日)14時〜 参加費:500円 定員:15人程度(要予約)