次回の展覧会のお知らせです。
In Focus 3 -卒業生の現在-
2012年10月6日(土)〜10月28日(日)
■イベントのお知らせ■
アーティスト・トーク
10月6日(土) 14時〜 参加無料
ワークショップ
《日本画制作を体験しよう》 酒井龍一
10月7日(日) 10時〜 参加費 1,500円 定員15名程度 要予約
参加者の顔写真を和紙にプリントし、その上に日本画の材料を使って自由に表現していきます。
日本画の材料を肌で感じてみてください。
《アニメーションを作る》 中島健
10月7日(日) 14時〜 参加費 500円 定員15名程度 要予約
パラパラマンガの要領で、みんなでコマを繋ぎ合わせてアニメーションを作ります。
出来上がった作品は会期中に上映予定です。
■ワークショップ申し込み■
電話/FAX 0848-20-7831
メール oum-s@bbbn.jp
FAX、メールの場合は、お名前・電話番号・参加人数・ご希望のワークショップをご記入ください。
In Focusは尾道市立大学を卒業し、今後更なる活躍が期待される若手作家の創作活動の現在に焦点を当て、展示する企画展です。
第3回目となるこのたびは、京都を拠点に日本画制作を展開している酒井龍一と、東京を拠点に絵画・映像作品を制作している中島健の作品を紹介します。
酒井は大学院の頃から断片的な風景を重層させ、複雑で混沌としたイメージを作り出してきましたが、近年は漆黒の闇に揺らぎつつ浮かび上がる幽霊的なイメージや、仮面によって表情が隠蔽されたポートレートを独自の筆致とテクスチャーで描き、不可視で得体のしれないものを背後に孕んだ世界をつくり出しています。本展では近年の多数の展覧会に出品されてきた作品を中心に展示します。
中島は絵を描くという行為を新たな視覚体験を作り出す行為として幅広く捉え直し、絵画制作に時間軸や場の要素を導入しながら映像媒体を用いたインスタレーション作品を制作してきました。近年は「一つの出来事を共有することは可能か」という問題意識を巡って制作するなど、知覚と認識や他者との関係性に関して問いかける作品を制作しています。このたびは未知のものに対する出会いを、あえてステレオタイプなUFOというモチーフを用いて検証する作品を展示します。
制作のベクトルが異なる両作家の作品が尾道市立大学美術館という独自の質を持った空間でどのように立ち現れ、交差するのでしょうか。