ワークショップを開催しました!

現在開催中の「第四回 揺籃展」ワークショップ『新年のお迎え準備 −ちぎり絵で亥を作ろう−』を
12月22日、本展の出品作家2名が企画し、講師として開催しました。




このワークショップでは、岩絵具を塗った麻紙で来年の干支『亥』をちぎり絵でつくります。
机の上には、講師のお二人が準備してくださった色とりどりの麻紙が並んでいます。色紙とは違った質感や複雑な色が、見ていてワクワクします。




まずは、「日本画って何?」というところから、実際に使われている画材を見せていただきながら、説明を受けました。麻紙や絹・膠(動物の皮を煮て作ったもの)・鉱石を砕いて作られた岩絵具の、いずれかを使ったものは最近では日本画と呼ばれるそうです。
鉱石の粒子の大きさによって、岩絵具の色が変わることも、実物を見ながらだとよく分かります。
参加された方々もメモを取りながら、熱心に聞いてくださっていました。



日本画の作品に囲まれながら、ワークショップのスタートです。
見本や、イノシシの写真・イラストを見ながら「どうしようかな」と考える時間から始まり、いざ台紙に和紙を貼り始めると皆さまの動きがどんどん積極的になっていきます。楽しいおしゃべりをしながら、お互いの作品を見て感想を伝え合いながら、楽しい時間が進んでいきます。


イノシシの毛並みがカラフルでとても素敵です!竹や松もとても丁寧に作っていらっしゃいて、和紙の素材の面白さから発見した工夫をされていました。



イノシシの踏ん張っている足がとても可愛いですね!和紙を細かくちぎられたことで現れてくる、フワフワした毛並みが優しいですね。





力作をずらりと並べて、記念写真です!
亥と新年のお迎え準備というテーマで、それぞれの個性が華やかに光りますね。新しく迎える年が、良き一年になるようにと想いも込められています。
和紙をちぎったときの毛羽立ちや、岩絵具のザラザラした質感に色の美しさ。。。実際に触れることで、日本画の魅力を体感することができました。

ご参加くださった皆さま、講師のお二人、素晴らしい作品を作り上げていく楽しい時間を、本当にありがとうございました。




<現在開催中>

「第4回 揺籃展」  
2018年 12月17日(月)〜 2019年1月20日(日)
会場 MOU尾道市立大学美術館・尾道市立大学サテライトスタジオ
開館時間 10:00〜18:00
休館日 水・木曜日、12月29(土)〜1月3日(木) 
入場無料

◎会期中イベント
ギャラリートーク 
日時:2019年1月20日(日)14:00〜
場所:MOU尾道市立大学美術館


本学大学院美術研究科日本画コース修了生による、第4回目となるグループ展です。修了後も様々に活動を続ける、作家たちの近作を展示します。









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