子ども学芸員の旅 「滲みでできた不思議な生き物たち」

26・27日の2日間、尾道市美術館ネットワーク夏休み特別企画「子ども学芸員の旅2017」、
今年も開催しました。当館では「滲みでできた不思議な生き物たち」というワークショップを
行いました。
菅原瑶子さん(修了生)・近藤優紀さん(院1年生)指導のもと、菅原さんが普段している制作を
子どもたちに体験してもらいました。
大きな布に絵の具を散らして、できた滲みの中から生き物を探していきます。
暑さに負けず、子どもたちは元気いっぱいに作品を作ってくれました。生き物探しも大得意の様子で、次から次に色々な生き物の姿を描いていました。

どんなことをするのだろう、真剣に説明を聞いています。

一人一色ずつ、協力して絵の具を散らします。

綺麗な滲みがたくさんできました。

皆で力を合わせて布を乾かします。

大きなタコが見つかったね!

皆はどんな生き物を見つけたのかな?


9月2日(土)から10日(日)までの期間、各館のワークショップなどでつくられたものが広島県尾道市向島町にある「尾道市民センターむかいしま(こころ)」にて展示されます。

*「子ども学芸員の旅」について
尾道市内の美術館・博物館6館が主催する美術館体験型学習企画。
市内在住の小学4〜6年生が、1泊2日で市内美術館・博物館・文化施設を巡り、作品鑑賞やワークショップ など、各館の特長や展覧会の内容を活かしたプログラムを体験できるものとなっています。今年で10回目をむかえました。


当館では授業作品展「Curiculum カリキュラム」を、昨日より開催しております。
初日から多くの皆さまにご来館いただいており、賑やかな初日を迎えることができました。外の暑さに負けない、学生たちの熱のこもった作品が約200点展示されています。
コースの垣根を越えた幅広い作品をご覧いただける展覧会です、ぜひご来館ください。




<現在開催中>
「Curriculum カリキュラム」  

2017年 7月29日(土)〜 9月3日(日)

開館時間 10:00 - 18:00
休館日:水・木曜日 
入館無料


尾道市立大学美術学科の日本画・油画・デザイン各コースの教育課程(カリキュラム)の中で制作された諸作品を展示します。
確たる基礎、様々な視点を持つ仲間との切磋琢磨、先達との議論など、大学の提供する教育や大学という「場」こそは、若い作家やデザイナーが造形力と志を高め、継続的に活動を行っていくうえで計り知れない意味を持つと考えます。
多様な展示から大学の実技教育の実際をご覧頂くとともに、課題の枠組みの中で、いかに個性的で魅力的な作品が生み出されているのかにもご注目ください。







会期終了まで残りわずかです

6月24日(土)から開催しておりました、修了生自主企画展「フカンクウカン」も、
7月17日(月・祝)の会期終了まで残りわずかとなりました。
ご来館いただいた皆さまのアンケートでは、作品の感想や作家に対するメッセージに加え、
「展示に工夫があって面白かった」という感想も多くみられます。
展示について多く感想を頂けることは珍しく、出展者たちが作品選びから「俯瞰」を意識して
つくった、こだわりの展示空間を感じ取っていただけているのかなぁと、嬉しく思っています。
まだの方はぜひこの機会に、ご来館お待ちしております。
(水・木曜日は休館、17日(月・祝)は開館しております。)


第一展示室のカーテンを開けて、開放感のある空間となっています。

第二展示室の入口です、ワクワクしますね。



<現在開催中>
修了生自主企画展
「フカンクウカン

2017年 6月24日(土)〜 7月17日(月・祝)
開館時間 10:00 - 18:00
休館日:水・木曜日 
入館無料
【同時開催】尾道市立大学サテライトスタジオ
尾道市立大学大学院を修了し、尾道を拠点に制作を続ける3名(椙山奈津子・
津川奈菜・増井みま)による、フカン(俯瞰)をテーマにした展示。
俯瞰にまつわる近年の作品に加え、過去作品から俯瞰に関わるものを選び出し
並べて展示することで、各作家のこれまでの制作について、時間軸を越えて
俯瞰的に捉えなおす試み。







アーティストトーク終了しました

本日14時より、現在開催中の「フカンクウカン」アーティストトークが開催されました。
出展作家(椙山奈津子・津川奈菜・増井みま)に加え、聞き手として本学美術学科准教授の
小野環氏を迎えてのトークでした。
聞き手である小野先生の質問を軸にしながら、トークは進んでいきました。先生は3人を学生時代から知っていることもあり、終始なごやかな雰囲気でした。


左から、増井さん・椙山さん・津川さん・小野先生

今回は自主企画展ということで、自分たちで展示プランをどう組み立て、展示中にはどんなやり取りをしながらこの空間を作っていったのか?など、展示空間が作られるまでの質問から始まりました。展示したいと思う作品を選び、3人の作品が個々に固まりすぎないよう混在させたり
他の作家からみて、展示した方がいいと思う作品を提案することもあったそうです。
せっかくのグループ展ということで、お互いの作品について感じたことや、質問も飛び交いました。言われることで再認識すること、そういうことも考えられるのかと、自分の作品の新たな可能性や
一面に気づくこともあったようです。
今回展示してみて、これからの制作をどうしたいか?という話しもありました。作品をつくるだけでなく展示することで、次の制作をどうしていくか。今回の展示経験を今後に繋げてもらえることは、こちらとしても嬉しい意見でした。

視点の俯瞰、年月をおくことでの俯瞰、制作スタイルの俯瞰等々、3人それぞれの「俯瞰」について
知ることができました。




暑い中お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
展覧会は7月17日(月・祝)まで開催しております。涼しい展示室で一息入れていただきながら、
「フカンクウカン」をお楽しみいただけたらと思います。同時開催中のサテライトスタジオも、
どうぞお見逃しなく。

 


<現在開催中>
修了生自主企画展
「フカンクウカン

2017年 6月24日(土)〜 7月17日(月・祝)
開館時間 10:00 - 18:00
休館日:水・木曜日 
入館無料
【同時開催】尾道市立大学サテライトスタジオ
尾道市立大学大学院を修了し、尾道を拠点に制作を続ける3名(椙山奈津子・
津川奈菜・増井みま)による、フカン(俯瞰)をテーマにした展示。
俯瞰にまつわる近年の作品に加え、過去作品から俯瞰に関わるものを選び出し
並べて展示することで、各作家のこれまでの制作について、時間軸を越えて
俯瞰的に捉えなおす試み。